その瞬間を切り撮る

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内張りを剥がしてわかるその違い

コロナ禍の影響で、旅の計画が履行できず、ここ最近のブログはクルマネタが中心になっています。本日は、「国産車vs外車」の違いについて、身をもって経験したことをご紹介。

 

外車の場合は(とはいっても僕の場合はドイツ車しか知りませんが)、内張をパカッと剥がすと、だいたいは、このようなウレタンフォームのカバーが全体を覆っているのが一般的。
見た目と遮熱など機能性が良い。一方、パワーウィンドウの故障でレギュレター交換になった時なんか、5千円の部品を交換するだけなのに、更に、このパーツだけで1万円近く上乗せになり、修理代が高くつくのが難点。

 

スイッチ類取外し

国産車の場合というと、ほとんどはペラペラのビニールがブチルゴムで貼り付けられているのが当たり前。少し高級車の部類になると、上の画像のようにビニールの上に防音性シートが重ね張りされていたりする。

 

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納車待ちのコペンはというと、軽自動車なので素のビニール張り(笑)。
言いたいことは、こういった見えない部分の拘りが「追われる立場(欧州)と追う立場(国産)」の違いなんだなぁーと思ったりしている。

ほかに違いの例を挙げるとすると、ドアの閉まる音。
僕が初めてドイツ車のオーナーになった時、国産車と大きく違うなぁと最初に感じたのは「バシュ」という重厚な音と感触で閉まるドアの感覚だった。

あとで、その違いの理由がわかった。それはドアヒンジの形状。
欧州車はVWポロなど小さな車であっても、ドアヒンジは「鋳物製」である一方で、日本車の多くはプレス製というのが原因。
鋳物製のドアヒンジはボディ剛性にも大きくかかわっており、プレス製は時間の経過とともにドアの重みで伸びてやや甘くなってしまうのに対し、鋳鉄製は剛性が高いため、ガッチリした感覚が長く保てるといわれる。こうした理由から国産高級車の代名詞レクサスRXは当初、プレス製だったのを2015年秋のフルモデルチェンジではドアヒンジが前後ともに鋳物タイプに変更したという。

というわけで、コペンが納車されたらやりたいこと。それは、ドイツ車に少しでも近づけるために、まずは内張を剥がし、素のビニールの上に全体に防音性のシートを張りたい(笑)。

Enjoy!