東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴い、2021年は祝日が計3日移動し、4連休へ。新型コロナウイルスの感染者が増加する都市部を避けて人の少ない郊外に「疎開」するニーズが高まっているらしい。
僕もその一人。都内オリンピック会場には足を運ぶ気にはならず、郊外に車を走らせた連休だった。
軽井沢といった観光地は同じようなことを考えてい方々で密が予想されていたので、不人気ポイントかつランチついでに150km程度のロングドライブ。コペンはKカーなので、燃費(ガソリン代)を全く気にしなくて良いのが精神的に楽だ。
目的地に到着。奥武蔵の大自然の中に、ポツンと一軒家ならぬ古民家カフェ。車1台がやっと通れる細い坂を登って少し降りたところに、ひっそりと佇んでいる。
カフェ、ギャラリー、JazzLive、、、こんな不便な場所(失礼)ながら、その文化発信力に驚かされた。
そもそもの始まりは国内外の作家たちの作品を展示、販売するギャラリーだったらしい。歴史は古く20年以上続いているのは、多くの方に親しまれている証。靴を脱いでスリッパに履き替えて入る古民家的な店内には、大きくて印象的な抽象画が出迎え、一瞬にしてアートな感覚に浸れアートに囲まれてお茶やグルメを楽しむ、贅沢な時が過ごせるのだ。
そして、音楽。店内に踏み込むとグランドピアノに目に入り、マニアには延髄のALTEC A7のスピーカーセットが鎮座。定期に開催されるライブやイベントなどでは大活躍する音響セットだという。また、ライブはお店のレーベルでCD化され販売されていた。
料理も美味かった。コーヒーは引き立て、天然水。ピッツァはオーダーが入ってから天然酵母の生地を伸ばし、焼き上げる逸品。
テラス席もあり、ハンモックも用意されている。ギラギラ太陽が照りつける真夏で無かったら間違いなく外で過ごすだろう。美味しい森の空気を味わいながら、ゆっくり流れる時間を過ごす。もの凄く贅沢な体験だったし、定期的に足を運ぶことに決めた。
Enjoy!