その瞬間を切り撮る

旅とカメラの話題。「いいね」の瞬間を記憶だけではなくデジタルデータに残したい

青い池 世界遺産白神山地

 

青い池といえば北海道「美瑛白金青い池」が有名だが、実は世界自然遺産の「白神山地」にも青池があるらしい。丁度、法事があって青森に行くことになったので、この目で見たいという気持ちにいっぱいになった。

ブルーインクを垂らしたような水面が幻想的。確かに青い。不思議だ。

 

白神山地は、青森県から秋田県にまたがる山地帯の総称。 屋久島とならんで1993年12月、日本で初めてのユネスコ世界遺産に登録された場所。鬱蒼と生い茂る木々を眺めながら、トレキッキングコースを歩いた先に「青い池」はあった。

十二湖で「青い池」と呼べるのは青池、沸壺の池の2ヶ所。写真は沸壺の池。青池より観光客が少なく、落ち葉も浮かんでいない水面はお見事だった。

 

白神山地にはたくさんの池が点在しているが、この二か所だけ青い。その謎は、3つの条件が奇跡的に重なったからだという。

1. 湖の底が白い
2. 最大水深9メートル
3. 水がとてもキレイ

水が着色されているわけでもなく、光の三原色のうち、赤い光が奇跡の三条件により、吸収され、青さが際立って見えるという訳。そういえば、夏のプールで水が青く見えるのと同じ原理。

 

自然がいっぱいの白神山地は、バードウィッチマニアにとってたまらない場所かもしれない。全身、迷彩服に一眼+超望遠という重装備のカメラマン数人に何度かばったりと出会った。

一方、こちらはコンデジ。RX100M7の望遠能力に感謝(笑)。

 

念願の青い池をみて満足したので、海岸線を北に上って青森県つがる市へ。途中、メロンロードと呼ばれる20Kmあまり信号がない広域農道をのんびり走った。至る所に風力発電のプロペラがあり、周辺の湿原との組み合わせが、何ともシュールでパチリ。

 

北国の短い夏。澄んだ青空がため息が出そうくらいに綺麗。

 

旅の最終地は「高山稲荷神社」。京都の「伏見稲荷大社」を彷彿させるが異世界が青森にもあったと感動。春、桜が咲いている時は、もっと美しい景色を見れるハズ。

 

旅の締めはラーメン。ご当地ラーメンといったら、昔からの煮干しダシ。うまいんだ、これが!

駆け足の旅だったが、青森は隠れスポットが沢山あることを確信した。次回は、もっと、下調べをしてから来ることにしたい。

 

Enjoy!