その瞬間を切り撮る

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中華ECサイトの利用にはリスクもある

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配送の時間は数週間かかるが安い買い物は中華ECサイトに勝るものはない。しかし、商品発送が恐ろしいほど遅い、違う商品が届く、品質に問題がありトラブル、、といった国内ECサイトでは考えられない事態に遭遇する。
まぁ、これは国も文化も違うという多様性を受け入れられるかどうかのテーマ。実際のトラブル事例に基づいて利用にあたっての注意点をまとめておこう。

 

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事例1:違う商品が届く。

稀に遭遇するケース。ややこしいのは、「受け取り確認後」に判明した時。代金はセラーに渡ってしまっているので、返金や再送に難癖つけてくるセラーもある。
リスクを回避するには、


開封時から検品までをビデオに録画しておく。
・早めにセラーにコンタクトする。

という対処になる。

今回の場合は良心的なセラーで、メッセージを入れたら、すかさず返信があった。


”Sorry, my friend, it must be mistake, I will send female to you again, and give you tracking number later. ”


再送するに追跡番号付の郵便小包で送ってくれる、というのはバイヤーの気持ちを先読みしてくれている対応だ。このようなセラーは問題に遭遇しても気持ちが良い。

ちなみに、写真のコネクターは国内で買うより60%OFF。

 

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事例2:品質に問題がある。

上のような電子機器は信頼できないので極力買わないし、買うとしても売価以上にショップの評価スコアやオーダー数等を慎重に見て判断している。
しかし、不良品に当たってしまった。。。。。2回目の利用で死亡。

この商品も「受け取り確認後」の事象。すかさずセラーにコンタクトしたところ、商品再送か返金というところまでは良かったのだが

・再送は追跡番号を付与できないので、新たに注文入れてくれない?ディスカウントの調整するので、0.1$は負担してちょうだい。
・返金ならPayPal経由で行うので、IDとフルネーム教えて。

んー、ここのセラーは面倒なパターン。現在、メッセージでバトル中。
まず、再送に追跡番号は付けれないというのは嘘。また返金の場合もPayPal経由だと履歴も残されないし、逆にセラーとバイヤーの立場が逆転しPayPalから損害賠償を受けるという詐欺まがいの事件もあるので避けた方が良いようだ。

セラーは、のらりくらりの対応だったので、最後通告を行った。

 

”I would like to make a final proposal. If this cannot be agreed, I will Open Dispute to AliExpress.

1. Resend new products. With tracking number.
or
2. Refund via AliExpress.

I'm awaiting for your sincere response.”


2案のいずれかに合意しないんだったら、中華ECサイトの運営側も巻き込む”Open Dispute”しますよ、という内容。ちなみに”Open Dispute”はEC運営サイトがセラーとバイヤーのメッセージのやりとり等を根拠に調停に入る仕組み。

セラーはバイヤーから”Open Dispute”があるのは信用度に響くので避けたい(何らかのペナルティがあるようだ)。また、バイヤーも”Open Dispute”が多すぎるとクレーマーや詐欺者に指定されることもあるので、最後の手段として心得ておこう。

よって、問題に遭遇した場合は、あくまでもセラー・バイヤー間でコミュニケーションし、当事者間で解決策を見出すことが大事なことになる。加えて、あとあとの調停に陥る可能性を考慮すると、メッセージ履歴は証拠して重要になるので、感情的なメッセージはくれぐれも送らないようにしよう。

 

(追記)

バトル中のセラーとは交渉が決着した。最初からこの対応を示してくれていたら、無駄な時間を浪費しなかったのに。。。。こんな世界です。

 

”Dear friends:
I have created a new replacement order for you. I will send you a package later.
best regards
Sincerely”

 

 まとめ

・中華ECサイトは安く買い物ができる一方で、かなりの確率でトラブルに遭遇する可能性が高い
・商品が届いたらすぐに「受け取り確認」はせず、検品は必ずした方がベター
・トラブルの際はセラーと紳士的に交渉し、解決策を探る
・高額な商品は、開封時からビデオに記録しておく
・セラーも千差万別。悪質なセラーの場合はOpen Dispute”によりEC運営事業者へ調停を申し込む