その瞬間を切り撮る

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KZ ZS10は本当に卓越したコスパなのか?

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カメラ機材の購入ついでにポチッたイヤホンが届いた。
中華イヤホン「KZ ZS10」は、低音域、中音域、高音域それぞれに専用ドライバーを搭載するというハイエンドジャンルの設計仕様ながら、国内流通価格で5000円を下回るというビックリプライス。amazonお勧めの有名なイヤホンになる。
果たして、その真偽は?

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結論から申し上げると、付属のイヤーピースがダメダメ(右側 黒)。
KZ ZS10はシェル自体が大きいので、イヤーピースの素材や形状によってはシェルと耳穴の装着角度や深さが変動しやすく、その状況次第で音質が劇的に変わってしまうことがわかった。恐らく、BAの指向性は相当強いのでないか。つまり、持ち前の解像度を生かすも殺すも、イヤホンと耳穴のフィット次第と見た。それほど音質への影響度合いは高い。
ネットでは皆さんが様々なレビューが書かれているが、特にマイナス評価はイヤーピースが合っていない状況でレビューしているんだろう、と思ってしまう。

いくつか試した中で、お勧めは左側のウレタン・イヤーピース(グレー)。耳に装着した後にシェルを指でグリグリ動かしても音質は変化しない。これが正しい姿。
「KZ  ZS10」を購入した方、あるいは購入予定の方は、イヤホン本来の音質を得るうえで、是非ともイヤーピースがベストフィットなのかを再考して欲しい

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最後にコスパの言及。
先ずは、バーンイン・プログラムで慣らし運転をした後に、試聴してみた。

 

ドンシャリのドンと書かれることが多い低音域は意外に控え目でタイト
・特徴は中高域にあり、その情報量の多さと明瞭で躍動感ある音質(キラキラ感)
・丁度、同時期に購入した、この中華イヤホンとは対極に位置する音質
ハイレゾイメージに期待=抜けるような中高音域、ハイの伸びを好む方には物凄く受け入れられるのではないか
・綺麗に鳴らすが得意技。マルチドライバーの長所をうまく引き出したチューニングがツボを刺激

 

というわけで、最終的に音質の味付けに好みは分かれると思うが、圧倒的なハイコストパフォーマンスのイヤホンであることには間違いない。