上のリンク先の記事、キャノン提供「流し撮りを成功させるコツとして、プロ写真家が重要視しているもの3つ」を読んでいたら一脚をグレードアップしたい欲求がフツフツと沸いてきた。
グレードアップするとなれば、いくら位の予算が必要か?今の一脚トレンドは?等々がわからないので、情報収集をしてみた。
■現在の悩み
・ 保有の一脚は、縮長が540mmと長く携帯性が悪い
・ アルミ製で、軽量なカーボン製に比べ見劣りし、安っぽい
・ 石突にミニ三脚を装着し、自立一脚として使えるような拡張性はない
■保有する一脚を自己診断してみた
いま使っているのは「amazon basics のアルミ製4段170cm」。
1500円という破格なお値段と必要最低限の機能が備わっていたことで売れに売れた製品。amazonで一脚といえばコレで、長い間ベストセラー1位だったと記憶している。
※現在はカーボン製に代わり廃盤商品
・ 最大荷重は2.9㎏:保有機材で重量級といえば、大口径ズームレンズ+α7ⅲのシステムで2㎏オーバー。ゆえに装着機材×2倍の4㎏は欲しいところ
・ 本体重量は365g:パイプ素材はアルミ製。重くはないが軽くもなく許容範囲
・ 最大伸長170cm、最大縮長54cm:縮長54cmは移動時に長く感じる。カメラリュックにつけるとアンテナぽくて嫌い。45cm以内にしたいところ
・ ミニ三脚の装着可否:不可
診断結果 ⇒ 変え時かもしれない。
■売れ筋(amazonセールスランキング)
「Velbon 一脚 UC-STICK R60」が売れているらしい。
amazonセールスランキングによると、「Velbon 一脚 UC-STICK R60」が一脚総合25位になるが、一眼レフ用とみた場合は実質1位の製品になる。
・ メーカー希望小売価格19,800円がamazon売価は11,815円というおトク感
・ 全伸長1530mmながら段数を6段にしたことで、縮長は365mm(!)と圧倒的な携帯性
・ キャリーバック付で重さ315gの軽量、最大荷重は4㎏
・石突は滑り止めゴム脚 ※格納式スパイクやミニ三脚を装備することによる自立使用は不可
・ 台座はマグネシウム合金、一番太い最上段には、さらに硬く変形の少ない「ハイモジュラスカーボン」を採用するなど品質面では信頼の日本製
⇒ 一脚のトレンドが見えた。価格は1万円以内、それに相対する性能・品質と携帯性のバランスが重要指標。
確かに持ち運び時には365mmになる短さで一脚の機能を果たすのだから、良さげな製品だと思う。だが、僕としては石突部分にミニ三脚が取り付けられないことはノックアウトイシュー。残念ながらスコープから外れてしまう。ただ、最大荷重や全伸長、重さは製品選びの参考にしたい。
■中華製カーボン一脚はどうだ?
トレンドが見えたので、いつもの中華ECで類似製品を調べてみた。
「Manbily C-555」という製品が「Velbon 一脚 UC-STICK R60」に近い。
・ 売価は5300円 ⇒ Velbonの半値
・ 全伸長1600mmながら段数を6段にしたことで、圧倒的な携帯性 ⇒ 同等
・ キャリーバック付で重さ370gの軽量ながら最大荷重は5㎏ ⇒ 同等
・ 石突は滑り止めゴム脚が取り外せるのでミニ三脚を装備することが可能 ⇒ 拡張
→ どうみても、ベルボンの模倣品(苦笑)。例えばパイプ径はベルボン30mmに対し中華28mmと、カタログスペック的にも似せた内容に思えた。異なる点で魅力的なのは石突が外せてミニ三脚が装着できること。
更に配送は『FedEx IE:フェデックス・インターナショナル・エコノミー)』で最短納期9日ときた。んー、これはいい。あとは人柱になるかどうか。
■まとめ
「流し撮りの極意」のひとつである一脚。グレードアップの方向性をまとめておこう。
・ 最大伸長1600mmながら縮長400mm以内の可搬性が高い製品が売れ筋
・ 強度と重量を両立するために素材はカーボン製が主流
・ 石突のゴムを外し、ミニ三脚を装着できるような製品も多くある
・ 最大荷重4㎏クラスとなると国産で1万円、中華製はその半値