所用があって、ここ最近、月1回ペースで青森に行っている。東京から青森の直線距離は凡そ580kmあるが、新幹線で約3時間。便利な世の中になったものだ。
地元が推す食堂というのがどこにもある。味よし、盛りよし、値段よし、三拍子揃った食堂が青森市の町中華「ドサン子らーめん」。
ペリカン?がトレードマークのチェーン店の「札幌ラーメンどさん子」と勘違いされそうだが、まったく縁はない。こちらの店は、創業1976年。地元の老若男女の胃袋を長年支え続けてきた老舗になる。
ランチ時、オヤジ三人衆でお店の暖簾をくぐった。ラーメン3つ、炒飯大盛り1つ、味噌餃子2つ、ビール2本を注文。
ラーメンは流石青森。写真のとおり、町中華といえど煮干し出汁に細麺のアッサリスープ。レンゲで一口、思わず「うまっ!」。
煮干しの旨味が口全体に広がり、ごくごくと飲み干せるような美味さだ。
大盛り炒飯がドーンと着丼。圧巻の盛りは、恐らく一般的な炒飯のおよそ4倍?!
ラード系のしっとり炒飯とは対極に位置するパラパラのあっさり系炒飯。煮干し出汁のラーメンとは絶妙のコンビネーションだった。
最後に写真を撮り忘れたが、味噌餃子も美味かった。タレが醤油ベースではなく、ニンニクが効いた味噌だれ。まさにこの味は、青森おでんを彷彿させ、地元民のハートを見事に打ち抜いたに違いない。
青森といったら、恐らく大間の黒マグロ、うに、ほや、ホタテなど海鮮狙いだと思うが、たまにはこの店のような昭和を感じるソウルフードを食するのはいかがだろうか。
ちなみに、ラーメンや炒飯のほかに太麺の焼きそばとニラレバも絶品らしい。
Enjoy!