カメラのオートホワイトバランス。絶大なる信頼を寄せたいところだが、室内撮りの光源によっては、時々「あれ?」という時がある。ということで、業界では有名な「銀一シルクグレーカード」を使って、より正確な色合わせをしてみた。
機材は 手元にあったSONY NEX-7+SEL1855。
先ずはオリジナルショットがこれ。カメラのオートホワイトバランスでそのまま撮ったもの。光源はLEDライトになるが、ちょいと緑が被っている感じ。
現像の際、グレーカードを活用しホワイトバランスを微調整してみた。
おぉ、ニュートラルな色調!確かにオリジナルに比べ、見た目どおりに補正された感じ。
色温度の補正に関するタネ明かしはこれ。
上の写真を撮る前に「名刺大の大きさに切ったグレーカード」を置いて撮影、現像の際、これを基準に補正した結果を反映した。
今まで、感覚で色温度の微調整をしていたが、グレーカードは最強の武器かもしれない。とりわけ感覚ではない正しい基準(精度)を手に入れた喜びがある。
ちなみに、このグレーカード、画用紙のような厚手の紙に塗料を塗っただけなのに2千円近くする。「高けぇー」といいたいところだが、色の再現性を実現するための対価と考えると、致し方ないかもしれない。プロカメラマンも使う業界の基準ですもんね。