新型コロナの影響で遠出を控える人が多い一方で、逆に近場の魅力を「発見した」という声も多く聞く。
僕もその一人。そして、近場はどこかなぁ、と選んだのが”鎌倉”。そういえば、湘南といえば海で遊んだ記憶しかなく、まともにお寺巡りなど歴史に関心を寄せることはなかった。ちょっと反省もある。
ぷらぷら散歩しているだけで、絵になるような被写体に出会える。世界遺産とハイカラな現代が交差する文化が鎌倉の魅力かもしれない
境内の「竹の庭」で非常に有名な報国寺。普段なら諸外国、関東圏からの観光客でごった返しているかもしれないが、ひっそりと静かな時間が流れていた。コロナ禍の世界を目の当たりに見た感じ。
人生で、こんなにユッタリ散策できるのは今だけかもしれない。
報国寺から「苔の階段」で有名な「杉本寺」に行く予定だったが、36℃を超える厳しい残暑が容赦なく連れの体力を奪いSOS発信。ここは大事をとることにし、涼とエネルギー補給に切り替えた。
鎌倉といったらしらす丼は外せない。これに京風だしが効いた小うどん、甘鯛の天ぷらが付いた定食は美味かった。
元気を取り戻し、向かったのは鎌倉武士の守護神「鶴岡八幡宮」。時代は遡り西暦1180年、鎌倉に入った頼朝は由比ヶ浜近くにあった八幡宮を今の地に移設し、都市鎌倉の中心にしたという。
締めは甘味処。古都には「食」の面でも日本古来の良さを堪能できるのが楽しみ。あんこ好きにはたまらない、極上和スイーツ。
Enjoy!