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大阪とカレーの深い関係

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コロナ禍でめっきり回数が減った出張。久々に大阪に行ってきた。
会合が終わったのは午後12時を回ったところ。取引先の方から、大阪来たんだからうまいカレー食べに行こうとお誘いを受け、向かった先は創業1947年「インディアンカレー」。これをきっかけに大阪人はカレー好きということがわかった、というお話し。

 

日経電子版に面白い記事を見つけた。お題は「大阪人はなぜカレー好きなのか」。

”大阪とカレーのつながりは古い。明治時代にカレーが日本に入ってきたとき、ご飯の上にどろどろした黄色いルウがかかっている食べ物を見た日本人は気味悪がり、抵抗を感じる人が多かった。その中で「新しもの好き」とされる大阪人はカレーに飛びつき、いち早く普及したという。

中でも有名なのが難波にある自由軒のカレーだ。1910年創業の同店は大阪の洋食店の草分け的存在。ご飯にルウを混ぜ生卵を載せるカレーが人気で、「いろいろな食材を混ぜて複雑な味を楽しむ『まむす文化』が根付いている大阪だからこそ、カレーが受け入れられたのでは」とみる。

初めてカレー粉を国産化したのも大阪の会社だ。
薬街の道修町で薬問屋として創業したハチ食品が、調合技術を生かし1905年に国産化し、「蜂カレー」の名で売り出した。戦後、固形のルウを全国に広げたのも、「バーモントカレー」で知られる大阪のハウス食品。初のレトルトカレーボンカレー」を世に出した大塚食品も大阪の会社だ。(以上 引用元は日経新聞NIKKEI STYLEより)”

 

50 Things to Do in Osaka | tsunagu Japan

大阪は仕事で幾度となく訪れているが、これまではマチにはあまり魅力を感じず、会合先と駅の往復だけだったが、食という切り口では面白いマチかもしれない。大阪はお好み焼きやたこ焼きだけではないのだ。

ちなみに「インディアンカレー」は口に運んだ瞬間は甘く感じるが、後味はピリッとしたスパイシーさが後を引く不思議に変化する味。
聞くところによると、この変化する味は人気カレー屋さんの共通点で、大阪ではただ辛いだけの単調な味は受けないらしい。その理由は最初に甘さを感じる大阪特有の「だし文化」が深くかかわっている、という。

 

www.indiancurry.jp

カレーという庶民の料理を創意工夫し、大阪人の舌を満足させる料理を作り上げていく。そして、それを評価した客が店に足を運ぶ……。そんな両者の“真剣勝負”が、大阪のカレー文化を支えている、というのは魅力的な文化。
京都が歴史なら大阪は庶民の味。今度、プライベートでゆっくり探索しようと思った。

Enjoy!