会社の同僚から、およそ40年前の「Minolta MD ROKKOR 50mm F2.0」を使ってみたい、とのリクエストを受け、作品をフィードバックしてもらう条件で貸し出した。掲載の写真は全て彼の作品(ボディはα6500)。
どれも素晴らしい作品。どこかレトロっぽさを感じる柔らかい描写をうまく引き出しているのがお上手。そして、自分が撮影したわけではないので、客観的にレンズの魅力を考える良い機会になった。
・マニュアル、フィルム時代の風情ある色味
・レンズ設計やコーティング技術の不完全さからくる描写の甘さ
・ボケや光芒のクセや個性
こうした要素が複雑に絡みあって「人とは違った写真が撮れる、個性的な描写を楽しめる」というのがオールドレンズの世界観だろうなぁ、と改めて思った。
骨董品とデジタル技術満載のボディの組合せ。カメラライフの楽しみ方がここにある。