簡単に言っちゃうと一定の条件下であれば爆速でピントが合っちゃう最新AF方式。
前提は
・本体とレンズがこの方式に対応していなければ恩恵にあずけられない。
・対応レンズであってもレンズのファームウェアが古い場合、SONYサイトからダウンロードし、バージョンアップをしなければならないケースもある。
ファストハイブリッドAFは、2012年 NEX-5Nの後継機種『NEX-5R』と『NEX-6』から搭載された。ちなみに古い機種であるNEX-5N(2011年)のフォーカス検出方式は「コントラスト検出方式」となっている。
そもそもオートフォーカスには、精度に優れた「コントラスト検出方式」と速度に優れた「位相差検出方式」がある。コントラスト検出方式はセンサーに写った映像から判断してピントを合わせる。これに対し、位相差検出方式はピントのズレの量(距離)をセンサーで判断してピントを合わせる方式。ソニーは新しいセンサーに二つの検出方式を埋め込んだというわけ。
なお、ファストハイブリッドAFの性能はカメラに搭載されるセンサー次第だということも留意点として記しておこう。点数は目の大きさに等しく数値が大きいほど能力が高い。
■NEX-5R:位相差検出方式 99点、コントラスト検出方式 25点
■α5100:位相差検出方式 179点、コントラスト検出方式 25点
■α7mk3:35mmフルサイズ時は位相差検出方式 693点、APS-Cレンズ装着時は位相差検出方式 221点+コントラスト検出方式 425点
フルサイズ機はさすがに圧巻ですな。